ボン・ガイドラインの普及活動
遺伝資源へのアクセスとその利用から生じる利益配分の公正かつ衡平な配分に関するボン・ガイドライン(Bonn Guidelines on Access to Genetic Resources and Fair and Equitable Sharing of the Benefits Arising out of their Utilization、通称ボン・ガイドライン)が、2002年4月にオランダ・ハーグで開催された生物多様性条約第6回締約国会議において採択された。
その普及のため、(財)バイオインダストリー協会(JBA)・生物資源総合研究所はボン・ガイドラインの英文原文に基づき事務局草稿訳を作成した。そして、2002年7月17日に、その公開説明会を開催し、各界から30名あまりの方々が出席された。説明会では、ボン・ガイドラインに至るまでの経緯、およびボン・ガイドラインの内容を解説し、出席者からのコメントを求めた。
さらに、JBA関連の各種委員会等を通じて、産業界、政府関係者、学界等からもコメントを求め、寄せられたコメントに基づき事務局で草稿訳を修正後、冊子を作成した。次にJBAの中核委員会への配布等の普及活動を開始した。今後もこの活動を継続していく。