ブラジル

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(2020.3掲載)

ブラジルはCBDの締約国であるが、まだ名古屋議定書には署名のみしか行っていないため、名古屋議定書の締約国ではない。
名古屋議定書以降、ブラジルは「ブラジルの遺伝財産に関する2015年5月20日付法律第13123号」を策定し、「2001年8月23日付暫定措置令2186-16号」からの移行期間を1年設けつつ、これを廃止した。
特徴としては、遺伝資源ではなく「遺伝遺産」を対象とし、その定義には2次情報まで含む広範はものが含まれること、トリガーを「利用」におき、取得時等はオンラインによる登録(ブラジル国内人のみ可)をして利用時には通知して利益配分協定を締結すること、ブラジル国内企業との連帯責任という形でブラジル領域外への適用を図った事である。
他にも、13123法において、アクセスもPICもCBDとは定義が異なることに留意が必要であるし、ブラジルは利益配分が年間純売上高の1%となっているが、それにはブラジルの遺伝資源が製品の付加価値の主要な要素であるかどうかがキーとなっている点などが挙げられる。
また、先住民族が多いブラジルにおいて、遺伝資源に関する伝統的知識も豊富であるが、この規定についても枠が策定されたと言えよう。ただし、運用は不透明なので、遺伝資源に関する伝統的知識にアクセスする場合は、慎重な対応が必要である。
ブラジルの遺伝遺産には、外国人がアクセスすることは出来ないので、現地のカウンターパートが必須となる。

CBD/ABS関連法令

法律

原文
邦訳
LEI Nº 13.123, DE 20 DE MAIO DE 2015
ブラジル遺伝財産に関する法律(法律第13123号)
この法律の制定に伴い、暫定措置令2186-16号(2001)は廃止されます。

政令

原文
邦訳
DECRETO Nº 8.772, DE 11 DE MAIO DE 2016
2016年5月11日付け政令8772号

その他情報


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